千葉県で樹木葬や散骨などの自然葬はできますか?
専門家が答える樹木葬Q&A
千葉県内の樹木葬の開発は盛んです。千葉の海への散骨も年間数百件ほど行われており自然葬が可能です。
千葉県は都心から比較的アクセスが良いこともあって、もともと霊園・墓地の開発が盛んでした。
近年は樹木葬墓地のニーズの高まりを受けて、既存の霊園・墓地の一角を樹木葬エリアとして造成される傾向がみられます。
千葉県における自然葬とは
「自然葬」という言葉を目にすることがありますが、実際のところ何をもって自然葬というか定義はありません。ロハスなイメージもあって、度々使われるようになりました。
樹木葬は、シンボルツリーの周囲に遺骨を納めるタイプのお墓のことで、どこでも埋めることができるわけではなく、墓地として認められた土地に遺骨を埋蔵します。
海洋散骨は、細かく粉骨した遺骨を海にまく葬送方法です。房総半島にある千葉県は、日頃から海を身近に感じている人も多いようです。
実数は把握できませんが、千葉の海に遺骨を散骨したいという人も多く、実際に年に数百件程度行われているようです。
千葉県郊外の樹木葬は、割安感のある価格帯も。海洋散骨の費用は東京と大差はありません。
石塔型の墓石を建てないとはいえ、都市部では樹木葬墓地も土地を使用するため割高感は否めません。
千葉県内であれば、東京との県境から30分程度郊外に出れば、永代使用料が半額程度になる墓地もあり、特に東京東部エリア在住の方からの問い合わせも多いようです。
海洋散骨については、東京と千葉で価格差はほとんどありません。
船種による違いや、個別散骨、乗合での合同散骨、業者に任せる代行散骨など散骨方法の違いによって散骨費用に差が生じます。
樹木葬や海洋散骨の場合、遺骨をどのように供養するのかよく考えましょう。
樹木葬墓地では、個別納骨なのか、他人の遺骨と一緒に入る合葬(がっそう)、合祀(ごうし)なのかによって費用が異なります。
一定期間は個別納骨とし、使用期間を過ぎると合葬スタイルになることも多いようです。
また、自然に還るイメージを持っている方もいますが、骨壺を利用して納骨するケースも多く、小型墓石を使用する霊園もあります。
樹木葬墓地は「宗旨・宗派不問」として販売しているところも多いのですが、寺院内にある場合は、少なくとも日常の勤行等はその宗旨・宗派で行われていることを理解しておく必要はあるでしょう。
樹木葬といっても、スタイルも弔い方もさまざまですので、規約等を含めて実際に現地に足を運んで比較検討することをお勧めします。
海洋散骨は、遺骨のすべてを散骨するケースと、一部のみを散骨するケースがあります。
また一部のみを散骨する場合は、どの程度の量を散骨するかは遺族や故人の希望によって異なります。
最近は、墓じまいをして取り出した先祖の遺骨を海に散骨するケースもあります。
すべての遺骨を散骨することに抵抗がある場合は、遺骨の一部を手元に残して、仏壇に安置して供養してもよいでしょう。
樹木葬や散骨などの自然葬に関するその他の悩み
樹木葬を購入する前に注意すべきことはありますか?
樹木葬は埋葬した後に遺骨を取り出すことが難しい場合がありますので、本当に終の棲家としてよいんのか十分に吟味しましょう。
他の注意点について、詳しくは以下よりご覧ください。
樹木葬とは?購入前に知りたいメリット・デメリット・費用を解説
樹木葬を選んで後悔しないために!デメリットをしっかり把握しよう
海洋散骨はどのような業者に供養を依頼すればよいでしょうか?
海洋散骨を専門に行っている業者がいますので、そちらに依頼をすることおすすめします。
「遺骨を海に撒くだけ」と思う方もいるかもしれませんが、守るべきマナーや注意点があります。詳しくは以下の記事をご覧ください。
海洋散骨をしてみたい!気にしておきたい3つの注意点
公開日:
2022-10-04
更新日:
2022-10-04