宗教法人が運営している霊園では、宗派によっては教義の関係から人と動物を一緒に埋葬できないところがあります。
宗教と関係のない公益財団法人が運営している森の墓苑では、「人間も動物である」という考えのもと、すべての個別墓と合葬墓「樹」の区画においてペットを埋葬できます。
ただし、当苑はペット霊園ではないので、人のご納骨契約があることが前提です。ペットと飼い主、どちらが先にお墓に入られてもかまいません。
1964年 東京生まれ。大学卒業後、生物系専門学校で学生指導および学校運営を行う。 1999年より現在の公益財団法人 日本生態系協会に勤務し、会員管理、広報、行政や企業への対応など総務業務に従事。2017年から森の墓苑の運営と外部への発信を担当。
宗教法人が運営している霊園では、宗派によっては教義の関係から人と動物を一緒に埋葬できないところがあります。
宗教と関係のない公益財団法人が運営している森の墓苑では、「人間も動物である」という考えのもと、すべての個別墓と合葬墓「樹」の区画においてペットを埋葬できます。
ただし、当苑はペット霊園ではないので、人のご納骨契約があることが前提です。ペットと飼い主、どちらが先にお墓に入られてもかまいません。
森の墓苑での埋葬方法を例にご紹介します。
区画に直径30cm、深さ70mの穴を掘り、その中に焼骨を白布袋(綿などの天然素材)に入れて穴に入れ、その後、土をかぶせます。
人の焼骨と同じ袋に入れることも、別々の袋に入れて同じ穴に埋葬するもどちらでも可能です。
ペットの種類は問いません。埋葬できる頭数は、個別墓の場合は犬なら4頭、猫なら8頭まで、合葬墓「樹」の場合は犬2頭、猫4頭までです。
土に還るお墓なので一般的な墓地と違い、一定期間が過ぎると他の場所に合祀されたり、更地に戻して再販されることはありません。
墓標の代わりに地域在来の木を植えたり(個別墓)、シンボルツリーの下で野草に覆われる(合葬墓)ので、チョウや小鳥などの生きものがたくさんやってきます。まさに「虹の橋」のお話の世界です。
埋葬後、ペットのお名前を彫った木製ネームプレートを設置可能です。(別途製作料必要)
「ペット埋葬可」となっている霊園であっても、人のお骨と一緒に埋葬はできず、霊園の敷地内に別に設けられたペット専用の供養塔などにしか埋葬できないという所もあるようです。
霊園によって、ペットの埋葬方法は異なります。どのように骨が埋葬されるのか、事前にしっかりと確認してみましょう。
樹木葬には、ペットと一緒に眠れるものと、そうでないものがあります。
人間とペットが一緒にお墓に入ることができない場合は、ペット専用霊園を探すことも一つの選択肢です。
詳しくは、ペット供養について解説した記事をご覧ください。
樹木葬の特徴とは?ペットと一緒に眠れる場所や選ぶときのポイントを紹介
ペット霊園を選ぶポイントと注意点を解説!愛する家族を安心して見送る準備をしよう
ペットが亡くなってしまった場合、お墓に入れることよりもまず、火葬や葬儀を執り行うか、どのように行うかを考えます。
いざという時になってから慌ててしまっては、冷静な選択もできないでしょう。
ペットが元気なうちから、将来どのように看取りたいかを考えておくとよいですよ。
詳しくは、ペットの葬儀について解説した記事をご覧ください。
樹木葬の選び方だけでなく、樹木葬が人々の生活や未来にどのように寄り添っているのか、リアルな情報を伝えています。